帰省記2~海から山まで

  米子 → 境港

  翌朝は6時に起きた。
  朝7時からという無料の朝食に心を残しつつチェックアウト。
  というのも、乗り潰しの一環で「境線」に乗っておこうと思ったからである。
  「境線」は米子から境港を繋ぐ路線で、宍道湖・中海のフタのような形を
  しており、向かいの島根半島の目の前まで連れて行ってくれる。
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  終点の境港は鬼多郎の街。というのも水木しげる先生の生まれの地である
  ということらしい。まぁ、妖怪の多くは戦争時の東南アジアの経験から来ている
  とも聞くが・・・ここ米子ではそのような妖気はあまり感じない。

  あちこちに鬼太郎関連の銅像なんかがあり、街路灯は目玉おやじの模様になって
  いるなどの徹底ぶりが凄いのだが、なんかちょっと狙いすぎ感があり、感心すること
  は最後まで出来なかった。

  それにしても、湖畔といったらよいか、それとも海と言うべきなのか、
  岸壁の空気はほんとうに良いものでした。
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  コーストガード発見。半島の脅威の警備、よろしくたのんます。

  境港 → 米子 → 宍道 → 備後落合

  米子に戻り、そのまま宍道方面へ進む。
  宍道駅は木次線の分岐駅なので、弁当とかそういうものはここで調達すれば
  いいや、などと思っていたのですが、なんたるちあ、この閑古ぶりは!
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  好きな雰囲気ではあるのですが・・・弁当の類がありません!!
  仕方なくパンとポテチを買い込んでおきました。
  そういえば売店のおばちゃんな、250円の買い物に500円を支払い、50円の
  お釣りが無いのでちょっと待ってねと言われて、最後に貰ったのは50円玉だけ。

   ・ ・ ・ (; ・`д・´)!?

  暑さに頭をやられたのか、暫く気付かなかったけど、よいよよいよ。チップじゃけ。

  さて、木次線・・・と言ってもはっきりいって分かる人は殆ど居ないと思われる。
  鉄マニアの間では、三段式のスイッチバック駅があることでつとに有名だが、
  普通の人の観点からは、とりたてて見るべきものも無い奥出雲のローカル線だ。
  その証拠に、始発の宍道から終点の備後落合までの直通列車は一日わずかに
  2本しかない。しかも、備後落合駅はジャンクション駅にも関わらず無人駅だ。

  はっきり言うと、バスの方が早い。便利。安い。
  それでもなお、この列車を必要としている人たちは、居る。
  観光客以外の地元の利用者はご老人方ばかりだったのが気になる。
  ここもいずれ消え行くのだろうか。

  山間の農村の風景が心地よい。
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  出雲坂根駅でトロッコ列車とすれ違い。
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  この季節は急な大雨に降られるのでトロッコは辛かろうとも思うが、雨上がりの
  陽射しに照らされた風景は絶品だ。このまま乗り換えて戻ろうかしらんとも思う。
  でも、進まねば。
  ここから先に進む列車は、今乗っているものを逃すと夕方まで無い。
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  出雲坂根-三井野原間の三段式スイッチバックは、なんということも無く過ぎる。
  一両という構成にも関わらず車掌が乗車しており、観光案内を始めてくれた。
  列車に乗っていた人、ほとんど全員で右を見て、左を見ての大騒ぎ。
  もはやこれは仕方の無いことだと観念し、一歩引いて風景を眺めた。
  (この写真だけガラス越しなので汚いです、ウボアー・・・)

  備後落合 ~ 備後西城 → 三次

  備後落合に着く前にアナウンスあり。

  「備後落合-備後西城間、土砂崩れのため不通になっており、バスによる代行
   輸送となっております。のちほど車掌が乗り換え先について伺いに参ります。」


  ・・・・えっ!?
  ちょ、おま、乗り潰しが成立せんがな!

  と思うが、逆に、もう一回来る理由にもなるから、それでもいいかなとも思った。
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  バスにゆられ、列車にゆられ、三次駅に着く。
  さて、ここから先の予定は不確定で、天気次第で変えようと思っていた。
  とりあえず天気は良さそうなので、翌日の三江線攻略のために投宿しようかと考え、
  改札を出た。

  ・・・なんか張り紙がありますね。

  ・・・って、ちょ・・・おま・・・うわー・・・

  『三江線においては土砂流入などが発生している箇所があり(中略)
   バスなどによる代行運転を以下の通り実施いたします。』


  ええええええええええ!? 餘部鉄橋に次ぐメインディッシュだったのに。

  ちょっと待てよ・・・代行バスっていうのもある意味面白いかもよ・・・?

  『※月曜日~金曜日は大型バス運行 土曜日・日曜日はタクシー運行』
   注)明日は日曜日

  ・・・・タクシーだと!? 18切符で? 2300円で!? 3時間はかかるよ?(゚A゚;)

  広島ゆき列車も集中豪雨のため止まったまま動かず、それでもここ三次は猛烈な
  天気で汗だらだら。疲れてきたのでとりあえずホテルに入り、水のシャワーを
  浴びてから考えた。
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  18切符ごときでタクシーに乗せてもらうことも申し訳ないなとも思うし、もし
  知らない人と相乗りになって3時間近くを過ごすのもなんだかいやだなぁとも思う。
  少々悩んだが、結局は三江線を見送ることにした。
  代わりに今日は三次の街を散歩し、明日は広島から宮島さんでも見てくるかなと。

  三次の町は、鵜飼と霧海で有名なのは知っていたが、さすがにこの時期だ。
  アクティブにあちこち出回るのも億劫だった。
  それでもなんとか思い立ち、カメラをザックに詰め込んで散歩に出かけた。
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  古い街並みもよいが、なんといっても江の川の合流地点が良かった。
  街のすぐ近くに、こんなにとうとうと水の流れる場所があるとは。
  約10kmほどの散歩の後は食べに出かける気力も無く、コンビニの弁当で
  夕食を済ませ、Blogを更新して、寝た。
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  それにしても、盆地の夏の暑さは本当に酷だ。
  しかし夕暮れ、涼風一陣。

                             PENTAX *ist Ds / DA16-45 & DA21
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Commented by uyu77 at 2006-09-13 00:46
農村の緑って、こう、公園とか山の緑と違って、
また別の癒し効果がある。
ぽつんぽつんと家があって。
こんなとこ住んでみたいなー、と思いつつ、年間通しては無理だな。とか。
都会でもなく田舎でもない場所に住んでいる人間は勝手だと思います(・ω・)

ガラス越しの写真も、絵がきれいですな。
空と緑の割合とか、やっぱ巧いなあ。

この電柱は働き者ですね。
いっぱい電線ありますね。
電線電柱の写真って、結構好きだったり。
彼らなしでは、わしらは生活できませんからっ。

雲もくもく、な写真が多いですな。
季節、天候によってころころ変化される方々なので、見ていて飽きません。
つーか、空に雲がなかったら、ただのスクリーンなわけで、
雲があるから「空」が好きな人がいるんやと思います。
そろそろあれだ、鱗の季節。

18切符でタクシーは確かに気ぃ使いますな(;´Д`)
列車の旅はこれがあるから大変だけど
そこが面白い、かもしれない。(夏は暑いけど(;´Д`)


by yuzu_ponz | 2006-08-22 17:01 | チラシの裏 | Trackback | Comments(1)