これで今回のレポは最後。
   ちょっと前まで、最果ての地は稚内だと思っていたんだけど、それは間違いでした。
   アイヌ語で「シレトク」Sir-etok(大地の行き詰まり)、と言うように、真の最果ての
   地は、知床だったのです。知床の町としては、峠の南に羅臼、北に宇登呂 (最近は
   カタカナ表記:ウトロが多いですね) があるのですが、羅臼は漁業がメインな町の
   ようで、海のすぐ向こうに国後島が見える以外は、(個人的には)あまり印象に残っ
   ていません。
   ですが、峠を越えて北側のウトロの町は、こじんまりとしていてなかなか良い雰囲気
   です。温泉もあるで!それに、夕陽が見れるというポイントがでかいですね!

   本来は来るつもりはなかったのだけど、天候の都合もあってふらっと寄ってみました。
   そんなウトロのレポートです。

   出迎え
    ウトロの西側の港で。
    たぶんウミネコです。・・・どーでもいいことですが、ウミネコとカモメの見分け方。
    目の周りとクチバシが赤いのがウミネコなのだそうです。よくわかりませんg
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   よもぎ?
    港にある数十mの小高い丘を登った。うす曇の夕陽のさす、穏やかな時間。
    写真では優しく爽やかな感じですが、ここに登ってくるまでに数百段の階段を
    登っているわけで、汗だくでした。
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   ウミネコの巣
    下を向くと、ウミネコたちが今日一日の暮らしの締めなのでしょうか
    にゃあにゃあと啼いては、巣に戻ってくる様が見られました。
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   民家の裏には・・・
    車を停めていたところに戻るのにも、まっすぐ帰ったらおもろないなと思い、
    民家の裏を縫って歩いていたら唐突にシカがいました。
    なんや!こんなとこに当然そうな顔をしておるコイツは!
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          Σ ハッ
            そう思っていると、突然そのシカは、
              僕の見ている目の前で、雑草を食みはじめたのだ・・・!
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   ウトロの夕焼け
    今回は夕陽には恵まれませんでした。こんなもんで・・・。
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   ウトロの夕焼けとぬこ
    ウトロの港で撮影をしていると、近所のおばさんがぬこ数匹を率いて
    散歩に出てきました。そのなかの3匹ほどがこちらに興味を示し・・・
    ・・・襲い掛かってきたのです!
    でも、黒猫が盛んに頭突きをかましてくるのには激しく和みました(*・x・)
    というか、ジェットストリームアタック状態で、ろくな写真撮れませんでしt
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   残照
    最後にお遊び写真など撮ってみたり。
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   いちおう説明しとくと、水たまりですよ!

   PENTAX *ist Ds / CZJ MC FLEKTGON 35mm/F2.4
   (鹿:DA16-45mm/F4 海猫/猫/夕焼け:SMCT 135mm/F3.5)

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# by yuzu_ponz | 2005-08-07 22:39 | チラシの裏 | Trackback | Comments(3)

   前回の記事で、今回北海道に求めたものは全て吐き出しました。
   冷静に見直して見ると、ちょっとなにこのダディクール?( ´・ω・)?みたいな記事。
   残りはライトな記事に戻しますがな ( ノ´・ω・)ノ ヤホーィ

   *新・狩勝峠付近
    時は戻り、北海道に到着した日。新得から富良野方面へ抜ける列車の車窓から。
    昔は、日本三大車窓といって、この峠越えの風景はごっついもんやったって聞いて
    たのだが・・・いまはもう無いのだ。
    ・・・けど、今でも、雄大な景色には変りはあらへん。
    高原のような、涼しくて爽やかな空気が窓から入ってくる。
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   *北見市の夕暮れ
    富良野→旭川→遠軽→北見、と列車で移動。
    北見市到着は夕暮れの真っ只中でした。なんかシスの人から夜景を撮れとの指令
    が出ていたので、晩御飯探索のついでに夜景撮ってみました。
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   *釧網線・北浜駅
    北浜駅といえば、ちょっと鉄道を齧った人なら容易に思い浮かべることが出来ると思う。
    それは、花に彩られた風景か、オホーツクの流氷の間近に迫る風景だろうか。
    駅舎内には、壁から天井に至るまで、名刺やメッセージカードの類が貼られている。
    幾千の想いの数々が、この6畳くらいの空間に封じられている訳だ。
    近所を散歩してみたが、廃校になった小学校があっただけだった。
    タイムカプセルを埋めた、という看板があったりして、子供たちの想いの行く末に
    思いを馳せた。 (結局、こういうのにもどってしまいますねぇ(n'ω'`))
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    駅の食堂の風景。めっちゃ昭和テイスト満載や!ママさんもおもろい人でした。
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   *佐呂間町の山間
    やっぱ北海道は広いで!
    北見を出る日、道南・道東では雨が降るという予報を元に、北西方向に
    逃げた結果、見事に晴れ上がった空に会うことができた。気分は爽快だ。
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   *244号線小清水町のはずれから
    町外れから、斜里岳(1545m)を望む。
    「蒼く霞んだ山」というのは、なかなかお目にかかることは出来ない。冬の朝など、
    空気が澄んだ日は通勤電車から富士山が見えるのだが、このような蒼ではなく、
    白く濁ったように見えるだけで・・・
    だから、「蒼い山を見る」・・・道東に来る理由は、これだけでも十分なのだ。
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   *ちほく線・上川駅にて
    実はこんな写真もとっていました。逃げる天道虫を花の上に戻し、無理矢理撮った、
    作為丸出しの写真ですが、顔を隠された写真しか撮れていませんでしたウボアー・・・
    それにしても、マクロでもないのに、ここまで寄れるとは・・・Flektgonマンセーです。
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   *ちほく線・分線駅にて
    人の姿は無いが、視線を感じる・・・と、振り向くと、牛さんがこちらを見ていた・・・
    ていうかなんちゅう水の飲みっぷりやねん、自分ら。ちなみに、この時間帯は
    30℃は上回っていそうなくらい暑かったです。
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   *糠平湖・湖畔にて
    だが、結局雨が降る。
    糠平湖近辺の廃線跡で、季節によるダムの水加減で現れたり消えたりする橋がある
    ことを聞いていた。名前をタウシュベツ川橋梁という。今回の旅の目的の一つがそれ
    だったのだが・・・雷さえ伴った強い雨。
    これは諦めと同時に・・・再びこの地にやってくる理由として・・・そう思った。
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   *北竜・ひまわりの里にて
    2日間借りたレンタカーも、最後の朝。滝川市で返すことにしていたが、
    もうひと押し、何かが欲しかったので、ひまわりの里に向かってみた。
    作られた風景とはいえ、何万本も植えられた向日葵に、眩暈を覚える。
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   *Last Shot-札沼線の車窓から
    札幌近郊線とはいえ、やはり北海道。雄大な風景に別れを告げた。
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   PENTAX *ist Ds / CZJ MC FLEKTGON 35mm/F2.4
   (狩勝/北見夕景/佐呂間町/小清水町:DA16-45mm/F4 牛:SMCT 135mm/F3.5)
   北見夜景:FujiFilm FinePix S602

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# by yuzu_ponz | 2005-08-07 21:18 | チラシの裏 | Trackback | Comments(2)

   今回、わずか5連休という短い休暇で北海道にむかったのは、来年3月で
   廃止となる、ちほく高原鉄道(旧・国鉄池北線)に乗るのが主な目的でした。
   なぜ、そこまでして行くか・・・人に説明するのは、容易ならざることだが、
   強いて言うならば・・・懐かしいから・・・なのだ。

     近くに誰も住んでいない駅・・・夏草におおわれた場所・・・
     木造プレハブの駅舎・・・長い年月で摺れてしまった改札・・・

     それでも、かつては多くの人の往来があり、賑わったはずの場所。
     多くの人々の想いが交錯した場所。
     そんな、遥かな年月の積み重ねの上に無人となり果てた場所に、
     そして、その巨大な時の壁の前に、ひとり、立ち竦むという感傷。

   湧網線(廃線)
   *芭露駅跡
    サロマ湖の西側に存在する駅。サロマ湖や能取湖の周辺をめぐりながら
    走る湧網線の列車の車窓は、さぞかし雄大な風景が広がっていたのだろう。
    そんな中、殆ど完全な形で残っているという、この駅を訪ねた。
    じわり、焼けそうな大気の下、何十年にもわたって立ちつづける駅舎。
    綺麗に整備された花壇の花。地元住民にいかに愛されているかを知る。
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    改札の手摺。いったい何人の人が握ったのか・・・長い年月の末。
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   *計呂地駅跡
    ほとんど完全な形で残されているだけではなくて、SLまであるやないか。
    スノーシェードまで被せてもろて、サロマ湖を見ながら、これからも長い年月を
    過ごして行くんやな・・・
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   *不詳
    ワッカ原生花園に向かう角に、突然現れた古びた客車。
    極彩色の世界に突如現れた、時の止まった世界。
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   ちほく高原鉄道('06/3廃線予定)
   *川上駅
    山間にぽつりと存在する駅舎の存在感、周囲の自然の濃さ、そして圧倒的な
    空間の広がり・・・実に北海道らしい風景が見るものを圧倒する。
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    本当の意味で閑静な駅舎で、ぼけーっと駅ノートを見ていたら、こんな書き込みがあった。

     「7/30(土)/わたしが産まれた所です/わたしの家はなくなってました/
     昔、汽車を止めてしまったことがありました/生きてて良かったです/
     二人の子供と主人と旅行中です・・・」


    たとえ誰も居なくなっても、このように想いが交錯しつづける場所があること。

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    さらにぼうっとしていると、駅の前に車が止まって初老の男性が出てきた。

     「駅を見に来たのですか」  「ええ」
     「・・・懐かしいなぁ・・・ここ・・・」  「いい雰囲気ですよね」
     「昔、ここの鉄道の運転手やってたんだ、ほんとうに懐かしい・・・」  「・・・・・・」


    私は、その初老の男性の時の重みの前に、沈黙せざるを得なかった。
    旅行者に過ぎない私に、なにが言えようか。

   *分線駅
    誰も降りない。誰も乗らない。
    すぐ傍に国道が走り、往来もひっきりなしなのに、いるのは、ただ、牛だけ。
    ほったて小屋のような待合室で、おにぎりを食べた。
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   *薫別駅
    ちほく線最強の無人駅として名高い、薫別駅。
    ホームは板張りのみというのは言うに及ばず、少し離れた草叢にぽつんとある
    待合室が壮絶な雰囲気を醸し出している。国道からも離れた場所にあり、自然の
    音しか聞こえない、本当に静かな場所だった。
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    そして天然の丸い木を使って作られたベンチ。
    牛山氏(「秘境駅に行こう」の著者)の本に出てくるのを見ていたが、
    まさか自分がここに座ることになろうとは思いもしなかった。
    駅ノートを見ていると、ごく最近に牛山氏の書き込みがあるのを見て感動。
    氏曰く、

     「本当にこの駅は価値があると思います。人として忘れてはならない物を
      無言で語りかけて来る気がします・・・今度来た時には、おそらく廃線
      となってしまって、ここも取り壊されてしまう」のでしょうか?出来れば
      自然に朽ち果てるまで、そのままにしていただきたいものです・・・」


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    確かに、こういういい雰囲気ものは、いつまでも残っていてもらいたいものだ・・・

   *大誉地駅
    硝子戸の向こう、扉の向こう・・・時の続きにぼくらはいるから。
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PENTAX *ist Ds / CZJ MC FLEKTGON 35mm/F2.4 (計呂地のみDA16-45mm/F4)
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# by yuzu_ponz | 2005-08-05 23:19 | チラシの裏 | Trackback | Comments(4)